二十日鼠と人間

東京グローブ座 10/3~10/28
大阪 森ノ宮ピロティホール 11/8~11/11


10月3日(水)『二十日鼠と人間』初日が開幕しました。おめでとうございます!

久々のみやけくん主演舞台。心から楽しみにしてました。 やっぱり初日の雰囲気はいいですね。客席も板の上の演者も。

迷っている方、気になっている方へ。
三宅担であるかどうか関係なく、やっぱり観てほしいです。アクスタ目当てでもなんでも良いから。そして三宅担なら絶対観とけ(誰)。

この作品を機に、みやけくんは何段も先に進む気がしました。歌もダンスも、パブリックイメージにある可愛らしい言動も見られないけれど、本気でお芝居してるみやけくんも、それらの要素と同じくらいかそれ以上に、心をわしづかみにしてくるから!

炎立つ』以来、みやけくんのストレートプレイは4年ぶり。
その間、滝沢歌舞伎トットちゃん!、またお芝居以外なら手話関連のお仕事などなど。大変売れっ子なみやけくんでしたが(ファン自ら言う笑)、ずっとずっとストレートプレイが観たかった。ないものねだりでごめんね(笑)でも、やっと舞台役者・三宅健が帰って来たいま、本当に本当にうれしいです。

だんだん思い出してきたんだけど、わたしはカーテンコールのみやけくんがだいすきなのでした。
2、3階をくっと見上げて、手を腰の下くらいに置いて礼するのがとっても凛々しいの!
座長として真ん中に立って、左右にはベテランの俳優さん達もいて、拍手を受けて、嬉しそうだけどちょっと控えめな感じの絶妙な表情がたまらないです。


ちょっとだけネタバレ含みます。


時代設定は1930年代のカリフォルニア。
俳優陣のお芝居もセットもとても素晴らしくて、まさにその時代の農場が目の前に広がっているようでした。

海外戯曲なだけあって、とても文学的だし普遍的。人間とは。孤独とは。みたいな大きなテーマを考えさせられます。決してハッピーでポップな結末ではないけれど、人生が豊かになる気がする。

みやけくんのファンだから、主にはみやけくんのお芝居をずっと見ているのですが、他の登場人物の台詞もとても印象に残るものが多いです。ちょっと引きで見ると、関係性が見えてくる。

お話がお話なだけあって、マチソワで観るのはこちらも結構ベビーだけど、何回も観劇することで、人間とは。孤独とは。に対する考えが少しずつ洗練できていく気がする。答えは出ない問題なんだろうけれど。


という訳で、たくさんの人にこの舞台を見ていただきたいなと、三宅担のはしくれとして(笑)、そう願ってます。