ベストオブKEN☆2014

 

祝☆三宅さん2015年初メディア露出!(VS嵐

 

感想としては、

  • クリフクライム、ボタンは押せずともアゴは上り切らせて欲しかった!贅沢を言えば去年のリベンジとしてボタン押して全力でドヤって欲しかった!!!w
  • キッキングスナイパーでさらっとパーフェクト連発出したの新年早々(?)かっこいい!
  • 三つ巴ということで人数が多いので映る場面は少なくなりがちな中、声出してコメント(野次?w)頑張ってたね。「あらし!あらし!」って連呼してコメント使ってもらったりね。

わかったこと:健くんがやらかしてしまったほうがテレビ的に面白いのでは…w

ともあれ、チームに貢献する健くんが見られたので満足。

 

あらし並びにVSスタッフの皆様、20周年おめでとうございます!の一言や、ご丁寧に去年の新春SPの映像まで入れてくださりありがとうございました。すでに4回も出してもらっていますけども、またぜひよろしくお願いしますっっ。

 

 

なにはともあれ、無事初露出を見届けられたところで、ずっとやりたかった雑誌露出の振り返りをしていきたいと思う(今更~??)。DQNっぽいタイトルなのは許して!

 

ところで、わたしがV6及び健くんのファンになった時は、正直、月々の雑誌代をなめていた。w

コンスタントかつ怒涛のラッシュが来るのは岡田くんくらいだろう~といったかんじで。その読みはあながち間違ってもいないのだが、健くんは2014年時点では雑誌3つに連載を持って(3つめが始まって)おり、夏には舞台、秋の今年二枚目のシングルのプロモーションは頑張っていくということで、また、年末のTV誌にも多く載った(感涙)ので、ドル誌に載る若手や、さすがに嵐ほどではないが、毎月結構な雑誌代が口座から引き落とされてゆく生活を送っている。

 

ファンになってから、健くん(V6)が載ったものは手元にあるはずなので、一年間で特に気に入ったものについて書き連ねていく。

 

 

*雑誌*三宅健(個人)単発掲載

【1】+act. 2014年9月号(全6ページ)

撮影:鈴木さゆりさん スタイリスト:JOE(D-COAD)さん ヘアメイク:惣門亜希子さん 文:浅見祥子さん

舞台「炎立つ」に関連した取材。だが、役柄をどう演じるか、心意気を語る、そしてその様子を撮る…といった一般的な記事ではなく、コンセプチュアルな企画だった。

また、健くんが「撮られる」側としてどう撮影に参加しているかの過程を知ることが出来、画作りについて本人の口からも語られているので一番に挙げたい。

写真は舞台のイメージから派生して作り出された炎のセットとともに。炎に近寄り、その真っ只中に立ち、やがて飲み込まれる4枚構成。他の記事は安定して可愛い(?)写真がほとんどだった中で、幻想的で狂気すら感じた。

テキストの方は、上に書いたように、彼が撮影の際に積極的に画作りに参加している過程の描写が二段にわたって記されている。撮られることが得意ではないから、スタッフ側の意向を理解した上で撮影に臨むのだそうだ。モニターチェック後、そこから改善点を素早く把握し、はっきりと修正してくる。何十年もアイドルをしていれば当然必要・得るスキルであるにしろ、こうしてありありとした撮影中の様子の情報をファンが得られる機会は少ない。

一番すきな受け答え。

―ここで描かれるはずの家衡という人は、(略)好きになったり共感するのが難しそうに思えます。そういう役をどう演じていくのでしょう?

「自分がどう演じるかより、この作品で栗山さんが何を伝えたいか?そのために自分は駒として如何にいるべきか?をまず考えます」

 

【2】クロワッサン 2014年5月号(2ページ)

撮影:平郡政宏さん ヘアメイク:惣門亜希子さん 文:大沢はつ江さん

テーマは「着物の時間」。見開きの左が五月みどりさんから送られた着物でお写真が大きくどーん。着物や日本文化に関するお話+私物の小物の写真が右ページに。

何よりもまず着物姿の凛々しいこと!!!!!これだけで「永久保存版来た!」という確信が。インタビューの方では、ファンの間では言わずと知れた日本文化を愛する健くんが着物の着こなし方、所作は歌舞伎から学ぶことが多いこと、和の世界に触れるようになったきっかけ、中村勘九郎さんのお芝居を見に行った際に、夫人の好江さんが音符の刺繍のされた帯でもてなしの心を表してもらい感激した話、を語っている。生まれた国の文化や心を大切にする人のファンになって本当に良かったと思える記事。

 

【3】SENSE 2014年5月号(2ページ)

男性ファッション誌、ということは下調べでわかっていたが知らない雑誌名だったので本屋さんで探し回っても見つからなかった思い出。ようやく手にするとなかなかギラギラしたイケオジ雑誌(?)だったので驚いた。2~3人での企画のうちの一枠。はじめのEXILEの人の見出しには私服コーデとのことが書いてあったので健くんも私服ということで良いのだろうか…

5パターン披露している中でわたしがすきなのは右ページ下の愛用自転車に乗ったグラデーションが綺麗なブルゾン+ガンリュウのロゴT+フェノメノンのショーツのコーデ!ストリート色強めなのはお腹いっぱいな感じと話しているけれど、わたしは健くんのストリート寄りのスタイルがとってもすきで、ひとつひとつのアイテムの形は奇抜でなくても、モノトーン+ひとつは色or柄物、とか、袖がリブ仕様、とかシンプルな中にこだわりを感じられる合わせ方が素敵だと思っている!性別は違えどわたしのファッションアイコンです(話逸れた)。

2015年・V620周年ということで健くんにはファッション誌で宣伝隊長してほしい。是非チョキチョキ(読者モデル中心雑誌…)にばばーんと載ってもらいたいな。

 

 

 *雑誌*三宅健「NYLON JAPAN」内連載「boy meets girl」(1ページ)

2014年3月号から始まったファッション連載。6人のビーナスが今後登場予定の期間限定連載=半年で終わりかと思われたが、現在まで続いていて有難い限り。モデルさんと撮影でカップルコーデを提案していくスタイル。要望としては、コーデの全身を見たい。エフェクトをかけすぎてぼんやりしているときがあるのではっきり見たい。モノクロにしないでほしい。の三点です(笑)

 

【1】vol.3 with谷口蘭 TOGA PULLA & TOGA VIRILIS

photographer:tsutomu ono(tass) stylist:eiji takahashi(tron) hair&makeup:akiko somon edit:naomi tahara

どうやらわたしは三宅くん+ブルゾンがすきらしい(SENSE同様)。襟と袖のリブ部分は白、全体は真っピンクのブルゾンと、真っ白のボトムス。ああ見えて鍛えているので、羽織った時に貧相になりすぎない感じがすき。そういった男性的な面と、ピンクと白っていうかわいい(一般的に女の子が好きな)カラーコーデという面とが混ざって三宅くんっぽさが出ているところがお気に入り。

 

【2】vol.4 with吉田沙世 FACTOTUM

photographer:tsutomu ono(tass) stylist:eiji takahashi(tron) hair&makeup:akiko somon edit:naomi tahara

 きちんとした印象の青寄りのグレーのセットアップにインナーは赤チェックのシャツ。視線がカメラに向いてない(外してる)感じも相まって渋めの雰囲気が珍しくもあり素敵ー。モデルさんの方のブルゾンも袖の生地の切り替えがおしゃれ。あと今回並んでいてやけに三宅さんちっちゃい!wかわいい!w

 

【3】vol.7 with麻宮彩希 Bodega

 photographer:monika mogi stylist:satoshi yoshimoto hair&makeup:akiko somon edit:naomi tahara

何色か切り替えされたキャップをほぼ横に被って、黒地のドット、白、グレー、赤、紺と切り替えの入ったフード付きブルゾン(やはり)を腕まくり…が作り出す「やんちゃな男の子」感っ!!すき!!トップの一番大きなお写真は頬杖をついて目が前髪に隠れていて。車のセット?での撮影で、ハンドルを握ったり、手をこねて(?)いたり、手元が写っているのもポイント高し。

 

 

 *雑誌*三宅健「acteur」内連載「ステージ・ダイアリー!」(2ページ)

 2か月に一度の発行なので1つに絞りました。

Vol.37 2014年11月号 「炎立つ」 

 東京公演が終わった後のインタビュー。実際にこちらが手に取ったのが大千穐楽まで終わって一息ついたところだったので、もう一度この作品と向き合うきっかけとなった。「炎立つ」への参加が、健くんにとってどれだけ吸収したものが多かったか、この環境を大事に思っていたかが改めて分かった。

スタイリングはあんまり好みではなくてw、その前の号のグレーのオーバーサイズのスウェット+黒スキニーが表情込みですきでした。

 

 

*雑誌*三宅健「Hanako」内連載「Fashion Boulangerie」(No.1043~No.1073)「みやけのものごころ。」(No.1077~)(1ページ)

毎回大きく違った雰囲気を見せてくれたFashion Boulangerieも、昨年末から新企画・みやけのものごころ。になり今後に期待してゆきたいところ。ファッション連載だったけれどナイロンと比較してきれいめ、シンプルだったり、色味で楽しめるコーデが多かった気がする。

 

【1】No.1056 14 シークレットモーニング

photo:Sachiko Yamamoto styling:JOE(D-CORD) hair&make:Akiko Somon

三宅さんは青が似合うのです。淡いブルーのチェックのガウン(軽めのシャツ)、インナーに白T、薄めの色味のジーンズ、白のハイカットのスニーカー。画全体が明るくてさわやかなところがすき。

 

【2】No.1059 17 春風と花美男

photo:Ryoko Amano(TRON) styling:Satoshi Yoshimoto hair&make:Akiko Somon

紺のコートにグレーのスウェット、ゆるめで足首が出る丈のフラワープリントのボトムス。フラワープリントが大きめの柄で、目新しい感じ。紺と白の切り替えの入ったシューズで、柄物が入っているのに綺麗にまとまっている。バランスって大事!

 

【3】No.1060 18 ニットよ永遠に

photo:Ryoko Amano(TRON) styling:Satoshi Yoshimoto hair&make:Akiko Somon

三つめは正直迷ったけれど。この連載で一番シンプルとも思えるこの回。オレンジ寄りの茶色のニットキャップ、紺のシャツニット、グリーン系のくすんだブルーのゆるめのボトムス、黒ローファー。柄物は取り入れていなく、色とバランス勝負の着心地の良さそうなコーデに惹かれ選びました。シャツニット、という肌触りよく、フォーマルな場にも対応できそうなアイテムは気になるところ!

 

 

 *雑誌*V6(混合)

【1】TV Station 2014.10.25(4ページ)

一人ずつ交代で連載している「Messages From V6」のスぺシャルとして6人で「Sky's The Limit」のプロモーション。全体的に白の衣装で柔らかい雰囲気のお写真がかわいい。インタビューではそれぞれがタイトル曲は勿論、カップリングまでコメントしているので内容も◎。

 

【2】月刊Songs 2014年11月号(井ノ原・三宅)(11ページ)

さすが音楽雑誌ということもあり、楽曲制作や選ぶ過程の裏話が濃い!シングルだから、自分たちがやりたいことよりも、”今、何をするべきか”ということを考えて、また、メンバーが出演するドラマ主題歌はバラードが多かったし、ストックしておいたこの曲を出さないとまたしばらく踊れないよねという話をして、”踊るんだろうな”と「Sky's The Limit」を選んだ、という話を聞けてとても嬉しかった。実際この曲が、2015年への期待と安心感の両方を与えてくれたと思っている。

 

【3】月刊TVガイド 2014.8.27(坂本・三宅)

坂本くんから見た健くん、を聞くのがすきで。

「健の大人なところ…それ国家試験より難しい問題だなぁ(笑)」

とか茶化しつつ、見えないところでの努力や、グループ・事務所外の人からの評判を喜んでくれている姿に、愛情深さを感じて。

健くんが大人について語る、のもなんだか一見どうなの?と思われるだろうけど真面目に中身のある回答をしているから彼はきちんと人を見ているし、絶対TVで見るようなおばかな子、ではないんだろうなぁと(作りこんでるとは思わないしそれも彼の一部だとは思うけれど)。

 

 

 

ここまで振り返って、最後の方は適当になってしまったものの、ざっと一年分目を通しました。今年は六人での露出がもっと増えたら嬉しい、そして幅広くいろいろなジャンルの雑誌でお目にかかれたらいいなぁ。テレビ編もやろうと思ったけれど、まだローカルをいくつか確認できていないのでそれが出来れば書こうかなぁ。

 

「acteur」が休刊ということで、健くんがすきな舞台とファッションを同時に知ることが出来る場がなくなってしまい悲しい。今でも十分恵まれているとは思うけれど、健くんの「すき」なものへのアンテナ、得意なことが活かせる場が一つでも多く広がることを願って。2015年も健くんらしく!素敵なお仕事に恵まれますように♪

 

 

 

 

2014→2015

新年明けましておめでとうございます。
ヲタ活的振り返りをしていなかったのでご挨拶とともに書いておこうと思う。
 
わたしにとって2014年は様々な出会いがあり変化の年だった。並びにV620周年資金が思うように貯まらない一年だった(笑)
 
 
 
4月 夜中に犬に起こった奇妙な事件(森田剛)
8月〜9月 炎立つ(三宅健)
9月〜10月 ON THE TOWN(トニセン)
11月〜12月 ブエノスアイレス午前零時(森田剛)
 
上から、1,8,2,2回観劇。
 
「夜中に犬に起こった奇妙な事件」
恥ずかしながら剛くんのお芝居を初めて観た場であり、音楽、空間の使い方が本当に衝撃的だった。大道具は本当に最小限で、人の動き…持ち上げたり、物になりきったり、で、舞台が成り立っていた。音楽はピアノ生演奏で綺麗なメロディだったなぁ。カーテンコールに剛くん(とキャスト)が歌って踊り出すのはびっっくりした。衝撃とは必ずしも派手であったり、複雑であったりすることだけから受けるのではないということを知った。
もっと観ておくんだったとしか言いようがない…
 
 
炎立つ
これに関しては散々書いたのだけど。…コメディ要素はひとつもなく、健くんらしさ・キャラクターを活かせる役ではなくて、イエヒラは可哀想で、愛されたくて、認めて欲しくて、結局は死ぬ訳だけど。この仕事に対しての思いー初めて史実に基づいた役で歴史物、グローブ座で主演ではなく初めての劇場・地方巡業で二番手の役、大御所ベテランの方々に囲まれての環境にいること、板に立てることが本当に幸せだということーは、繰り返し繰り返し健くんが語っていて。ドラマやバラエティロケと重なりながら苦しい役を演じているということが見た目にも現れたりしたけど、どんどん役を自分のものにしてく姿は観る度に次が楽しみになった。
カーテンコールでは自分は座長ではないことを弁えて、座長の後ろでお辞儀をしたら早々と袖に戻ってゆく姿もだいすきだった。座長のご厚意で唯一出演者それぞれが挨拶した大千秋楽のカーテンコール、にこ健やラヂオ、雑誌で語っていた舞台への思いを本人の口から目の前で聞くことが出来て、三宅担のお姉様方のすすり泣きも聞いて(笑)、ファンにとってもこの機会が本当に大きなものだったんだなーと思う。コンサートツアーのようなキラキラしたものではないけれど、大切に大事に仕舞っておきたい夏。だった。
 
 
BROADWAY MUSICAL「ON THE TOWN」
本当ーーに楽しかった!!今年唯一楽しかった(FUN的な意味で)と表現が出来る舞台。ミュージカル楽しい。思い返せば今でも楽曲が頭の中に巡ってる。すごくどうでもいい話をすると、個人舞台でも「この人V担だろうなー」というのは分かるものだけど、3人もメンバーが出ていると「俺たちの現場だぜ」感がすごかったw
 
 
ブエノスアイレス午前零時」
剛くんが一つ目のセリフを発する瞬間はいつもドキッとする。カザマもニコラスも、口数少なく笑わない不完全燃焼の青年。その陰のある雰囲気を剛くんがぴったり纏っていた。タンゴを踊る、そのことは分かっていたけれど、一幕でも二幕に入ってもなかなか踊らず、そのシーンになった瞬間会場が息を飲んだのがはっきり分かった。後日きちんと感想まとめたい。
 
 
V6としての活動は少なくなる、そう言われて思っていた上半期だったが、個人仕事が忙しいメンバーがいても、かなり精力的に活動してくれたと思っている。
 
6月テレ東音楽祭、10月MUSIC JAPAN、11月ベストアーティストと立ち会うことが出来たし、シングル2枚(Mステ出演)、7月音楽のちから、10月LIVE MONSTERとCDTVでも歌って踊る姿を見せてくれた。下半期に入って雑誌に揃って出ることが多くなってきて、2015年になったいま、期待と安心感の両方をもってV6の活動を待ち焦がれているところ。
2014年、V6と健くんにはたくさんあたたかい気持ちにさせてもらいました。35歳になってなお、わたしの他にも新たなファンがついて、わくわくさせてくれて優しくまっすぐで。そんな健くんのことは、年明けから全力で痛いこと言うと本気で信じられるし(アイドルが仕事とファンに向かうことに関して)、これからずっと応援して行きたいです。歌って踊って痺れるくらいかっこいい姿をみるのが本当に楽しみで仕方ない。自分の生活をきちんと整えて万全の体勢つくってどんな発表でもお待ちしています。
 
2015年、20周年のV6と年男健くん(剛健)が一先ずは健康で、輝きますように!
 
 
今年もどうぞよろしくお願い致します。

週に5日の幸福から、20年目の幸福へ

 

「昼ドラ50年、枠のイメージをぶっ壊します」

 

遡ること、二月半。

 

2014年7月12日

「ほっとけない魔女たち」情報解禁。
 
V6三宅健、10年ぶり連ドラ出演「初心に帰る」
  ニュース-ORICON STYLE- http://www.oricon.co.jp/news/2039763/full/
 
三宅健が“昼ドラ”初出演! 愛すべきキャラに“胸キュン”間違いなし!! #テレビジョン http://thetv.jp/news_detail/48521/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
 
 
浅草でドラマ撮影らしい、と目情出てたけど、特に写真が出たわけではなかったので、解禁されてやっと話がつながった!感。

 

丁度「音楽のちから」でV6のパフォーマンスを観て、ただでさえテンションは上々だった。そんな中舞い込んできたBIGニュース!
 
記録としても、日付を追いながら、長い夏(とっくに季節は変わっていることは承知だが、舞台と並行で健くんの姿をたくさん見ることが出来た今日まで、自分の中でなんとなく区切ることが出来なかった気がする)を振り返っていこうと思う。
 
 
7月13日
サンケイスポーツ ほかスポーツ紙
7月14日
 
8月26日
8月27日
東京中日スポーツ ほかスポーツ紙
8月27日
8月28日
VS嵐 「ほっとけない魔女たち」チーム
 
9月10日
TVぴあ 9月24日号
9月17日
an・an 9月24日号
9月29日
 
10月15日
10月20日
ネプリーグ
 
 は雑誌、新聞。はTV番宣。
 
 
 
他の出演者の方々にも同じことが言えると思うが、健くん演じる近藤マモルという役は、三宅健、という素材をめいっぱい活かしたキャラクターだったと思う。そのおかげで、ドラマ・役自体は虚構であるが虚構でない、というか、アイドルとしての三宅くんを見ているのに近い感覚で視聴できていたな~と思う(テレビに出るひと自体が虚構だ、というかの名言wは、いったん置いておいて)。
 
 
そもそもオファーの経緯として、服部宣之Pは『女性自身』(光文社、9月16日号)のインタビューでこうコメントしているし、
「深夜番組で、天然っぽいキャラクターでいじられている姿を見て、あの感じがすごくおもしろかったんです」
「実際、やってもらったら、想像以上でしたね。本当に普通のお兄ちゃんを愛らしくできる」
 
健くんも、『an・an』(マガジンハウス、9月24日号)で、脚本ができるまでの話に触れていて。

「脚本家の鈴木聡さんが、なるべくキャストの素に近いエッセンスを脚本に取り入れたいとおっしゃって、撮影に入る前にお会いしたんですよ。(略) 鈴木さんの目に映った僕の要素が反映されているのかもしれません」

 

時としてイメージにないお芝居を見せてもらえるのも嬉しい(舞台「炎立つ」のような)けれど、対照的な役柄を同時期に見られたことは本当に貴重だったと思う。健くんのキャラクターが活きてくる役柄を用意してもらったこと、ファンとして本当に嬉しかった。

 

もちろんその二つが被ってしまうことで、健くんのスケジュールは本当に詰め詰めだったようだし、おそらくそれを考慮してか、「ほっとけない魔女たち」では、最終話まで三週近くマモルが実家に帰ってしまい、アマルコルドのキッチンには立たなかった、という展開に。寂しかった、けれど、それでもオファーしてもらえたこと、父との対話のためのストーリーを作ってもらったこと、はこのドラマに必要としてもらえた、愛してもらえたのだなぁ、と思える。出演が少なかった間も、夏江さんやタクマくんとの電話シーンでちょこちょこ見られたしね。最終話でお父さんと和解し、笑顔で戻ってきてことが何より嬉しくて!

 

久しぶりの連ドラ、共演者の方、舞台との掛け持ちなどについては公式でもインタビューページがあって。

三宅 健 さん (近藤マモル役)|インタビュー|ほっとけない魔女たち|東海テレビ

スタッフさんに「笑顔がどこか前と違う」と言われた、という話が印象に残ってる。イエヒラをどんどん自分のものにしていった健くんだから、知らず知らずのうちに自分の中で変化があったのでしょうか。切り替えは意識しなかったといっているけれど、この二つの役を同じひとが、同じ時期に演っていることは正直信じがたいほど対照的なものだった。命を削っていくイエヒラと、四姉妹に可愛がられたりいじられたりするマモルくん。

 

 

ドラマ自体のクランクアップは9月1日だったとのことで、もう二か月経つわけだけど、10月31日をもってとうとう放送も終了。

 

私は学生なので基本的にはリアルタイムで見られなかったけれど、毎日帰宅が楽しみになって、おかげでアルバイトも頑張れて、疲れた身体を癒してくれるドラマだったなぁ。週5(手話も入れたら週6!)で自担がテレビで見られるっていう、私の人生史上最も贅沢な期間だったのでは…(笑)

 

一年を振り返るにはまだ早いけれど、2014年が健くん(個人)のキャリアの中で、印象に残る年のうちの一つ、になればいいな、なんて思ってしまうのはファンのエゴでしょうか。だけれど、新しい風吹かせて、それに乗ってきた人もいるのは事実だと思うなぁ。私が言えた話じゃないんだけどね!兎に角、自担がGに還元してる!って感じることが出来るのは本当に幸せ。

 

 

 

そして日付が変わった今日は、V6のデビュー満19周年の日でもあります。

「いままで」が作ってきた「いま」を応援できていることに感謝、そして「これから」も六人の道を信じてついていきますね。おめでとう、ありがとう。20年目が、六人にとって幸せな年になりますように!

 

 

 

とても大きな力に 導かれてきた

不思議な巡り合いを重ねて

音楽は こころとこころを 震わす魔法さ

"MUSIC IS MAGIC"

 

ミュージック・ライフ / V6

 

 

V6 44th Sky's The Limit 発売

トピック「自担」について

 

 

V6のニューシングル『Sky's The Limit』が先日10月22日にリリース!

 

わたしは初回限定盤A・B・通常(CDのみ)の3種を2枚ずつ、計6枚とミュージックカード2枚を買ってみた。普段から前評判関係なく、全種買いは当たり前なわたしだが、同じものを買うことはヲタク人生において多分したことがない(写真くらい)。「ここで頑張らなければいつ頑張るん!?」と初の複数買いしてみた。健くんセンター記念、タイアップ記念と、20周年少しでもお金かけて何か出来るように。お姉様方が頑張っていらっしゃると思うのでわたくしごときが「頑張った」という言葉を使うのは恐縮だが、出来る範囲でね。気持ちです。

 

LIVE MONSTER、Mステ、CDTV、MJといずれかで見た・聴いた他担さまもいるかもしれない(特にMステは嵐も出演していたので多くの人に見てもらえていることを願う)が、本作は、エイベックスの売り文句を拝借すると

「44枚目にして20周年Anniversary year突入直前のプレシャスシングル」「20周年を意識した、V6の真骨頂とも言える究極のダンスナンバー」

である。

 

2ヶ月前にリリースの前作『涙のアトが消える頃』、その約1年前の前々作『君が思い出す僕は 君を愛しているだろうか』はバラードだったためダンスチューンは久々で、(といっても涙のアトが消える頃は振りが付いていて、初披露された音楽のちからの放送は、ファンを喜ばせてくれたし、客観的にはこれも踊るうちに入るはずだが)今回、メンバーは「V6、久しぶりに踊ってます!」と口を揃えて言っている。

 

わたしは、『Sky's The Limit』がリリースされるにあたり嬉しいことが大きく分けて四つあった。

 

 

  1. とにかく歌って踊るV6が堪能できる
  2. 健くんがセンターで、メディアでも曲紹介を任せてもらうことが多い
  3. 歌番組、雑誌、ワイドショー、ラジオでのプロモーション活動に力を入れてくれている
  4. 映像特典の内容◎

 

 

一つ目。

振り付けは今回もs**t kingzが担当してくれており(歌詞カードより)、見所満載、フォーメーション変化の激しいがっつり踊るV6を魅せてくれています。

※見所は担当によって大きく違ってくると思うので今回は割愛

 

 

二つ目。

表題曲『Sky's The Limit』は健くん出演(セカンドクレジット!)の昼ドラ「ほっとけない魔女たち」の主題歌。

 

ジャケットやダンス(曲途中で変化はあるがサビやRAPなど目立つところ)では予想以上にがっつりばっちりセンターにいる。

 

ドラマにメインキャストとして出演することが決まったこと自体本当に嬉しく、また密かに期待していたタイアップも頂いていて天にも昇る思いが、もはやどこまで昇ればいいんだ!?という具合。

 

三つ目。

先にも書いたように歌番組四つ、テレビ誌音楽雑誌、地方ローカルのワイドショーと全国のラジオ曲にコメント、生出演と頑張ってくれている。露出って大事。(欲をいえばオリ★スタさんの表紙、巻頭が欲しいが前々作から叶っていないようなので大人の事情か……20周年はぜひお願いしたいな……。)

 

四つ目。

ぶっちゃけ、前作や、最新のライブDVDの初回Bの特典内容には不満が多かったようで(メンバー主体ではなく一般人が目立つような構成)。…が、今作では6人のぐだっとしてる姿やメンバーの個性がわかる映像が特典としてDVDに収められている(初回限定盤B)。

 

初回限定盤A

DVD…MVとメイキング(アラフォーぶいしっくすがとトランポリンで飛び跳ねる、トニカミに分かれて手をつないでジャンプする)

ミュージックカード…表題曲とそのドラマver.のダウンロードと、c/w「明日は来るから」のレコーディング風景のストリーミング再生。パリッとスラックスで、集まってわいわいやるV6が見られる。この映像の健くんは完全に地方公演中のイエヒラ。男くさくていいね!

 

初回限定盤B

上記の映像とダンスビデオ(なるべくヒキで撮影された、振り付けの全体図が見られるヲタクには嬉しい映像)が見られます。踊るV6をがっつり見たい、でも普段はどんな感じなの〜!?な方用。

 

通常盤(CDのみ)

表題曲含め4曲とそのインスト入り。2.「Eyes to Eyes」は少し懐かしさもある「トレンディードラマっぽい」アップテンポの曲。表題曲と合わせてラジオ出演で推してるらしい。3.「明日は来るから」はメンバーのガヤが入りつつ、V6らしさが出ている応援ソング。ギターのカッティングが気持ち良い。4.「君がいない世界」サビ前まで剛くんパートな斬新な歌割り。女の作家さんによる男の失恋ソング。

 

公式サイト

http://avex.jp/v6/discography/index.php

をご覧頂くと、なにやら形態が多いけど、初回限定盤A・B・通常(CDのみ)で中身は揃います。V6がなんだか気になるという方には初回限定盤Bがオススメですかね…うーん。しかし初回限定盤Aも捨てがたいのでお気に召されたら合わせてお願いしたいところ。

 

…とまあ、初の複数買いやらこんな「公式サイト見れば済むだろ!」なクオリティ低めのステマ的商品説明(?)やらをする程にいまV6がすきでしょうがなくて、少しでも良い結果が出て欲しい一心なのです。

 

炎立つ 統括

 

今更!?とかいう御尤もな意見はご遠慮ください、なぜなら私が一番思ってることだからw

千穐楽迎えたときからずーっと書き溜めていて、でもあまりに記しておきたいことが多すぎて記事を挙げられなくて。でも、昨日発売のacteur内の連載「ステージ・ダイアリー!」が炎立つに関するインタビューでして。あきらめちゃいかんと思った次第。

 

この舞台を通して、健くんが感じたこと、得たものは最新のステージ・ダイアリーほか各媒体を読むのが最善だと思うのでここではあえて書き出すこともないが。わたしが嬉しかったのは、大御所と呼ばれる方々とお芝居をしたことで、そちらのファンの方々に健くんを見てもらえたこと。観るたびに、変わっていって、役がしみこんで、進化していく姿を見せてもらって、改めて舞台の醍醐味をだいすきなひとに教えてもらえたこと。かなぁ。もっといろいろあるはず。

 

 

シーンごとの覚書。

 

ただのセリフ書き起こしです。全部頭の中で記憶したことなので言い回しや順番など正確さは保証できません。自己満です。台詞と動きと表情とを一緒に覚えていたかったので。覚えているけれどここではイエヒラのシーンしか書いてません(もしかして著作権とかまずいかしら…なんかあったら非公開にします)。

 

 

 

 

冒頭、下手の袖、ミュージシャンの三人の後ろから一歩一歩出て来るイエヒラ。横顔と、まっすぐな背筋と、正面を向いたときの胸から肩の開き具合には、普段の愛らしいかわいいほっとけない(タイムリー)三宅健の要素は全くなくて。既に死んでいった者達の一人としてキヨヒラを囲んでいる。キヨヒラが「本当にこれで良かったのか?」と問うてる間、イエヒラはどこか遠くの上の方を見ていて、「時の裂け目が〜」でゆっくり見回しはじめる。凛としていて、すべて受け入れたような目で。

 

「なんと!」(領地を与える沙汰を聞いて。実は不公平な内容だった)

「恐れながら、陸奥の要は南の三郡。おまけに税が倍増されては、身包み剥がされたも同然。罪は問わぬと仰せならば…!」

「…いえ。朝廷の寛大なるご沙汰、承知いたしました。」

 

義家が朝廷の沙汰を伝えた後が、意外と少ないキヨヒラとイエヒラのシーン。シーンが変わる時の鈴のような音が鳴って、勢い良く振り返って言う台詞。

「こんな裁きがあるか!領地が北では力は持てん。まして税が倍増されては、誰が俺に従う。…兄上。上手く飼い犬を変えたな。二十年間敵の下僕として生き延びたかと思えば、ついに義家の犬となったか!」

「一度も兵を率いたことのない兄上に、国のまとめが出来るわけがない」

「こんな木偶の棒にかすめ取られたとあっては、黙っているわけにはいきません」(出羽の土地について)

このあたりの台詞の言い方は微妙に公演ごとに違ったなぁ。とにかく勝ち気な目で、兄を鼻で笑っている、ような日もあったし、それが抑えられて目の力がぐっと強くなったこともあって。

 

(お前はどうしてそんなに戦がしたいのです)

「恥辱を受ければ戦で返すのは当然のこと。」

「我らとはなんのことです?出羽か。陸奥か。源氏こそ、我ら蝦夷の敵」

「奪われたものを取り返す!」

「その力を結集すれば、帝の軍など敵ではない!」

血脈に固執してプライドは高いイエヒラを象徴する台詞。このあたりの台詞が舞台に響くのがだいすきだった。(その割に台詞の記憶がよくないのはなぜ)

 

「母上は陸奥の一族を再び起こそうとしているのですね。しかし、それは無駄です。そこにいるのはただ安穏と暮らすことだけが楽しみの、木偶の坊だ」

(忘れてはなりません、お前にも私の血が流れているということを)

「ええ、忘れませんよ。そのおかげで源氏の言いなりですからね。20年前、母上の一族は、源氏に滅ぼされたではありませんか」

 

 (二人とも私がおなかを痛めて産んだ、我が子。)

「…母上、知りませんでした。母上は兄上が第一で、私の行く末などどうでもよいものと」

(ここで生きるのです。ここにはわたしがいます。お前たちの身に何かがあれば、いつでも命を捨てるわたしがいます。)

母の言葉に、目を丸くして、米運びに向かう。ここですでにわかるが、イエヒラにとっての母はすごく大きい存在だった。自分を見てほしかった、認められたかった。

「そんな言葉が聞けるとは。…わかりました、おとなしくしていましょう。朝廷にくれてやる米を集めます」

この台詞の前半は、キヨヒラの顔を見て言ってるということに、岩手に来て気づいた(遅い)。

 

 

 

 

 自分の運命を知りたいイエヒラと、カサラとアラハバキの場面。軛を解かれるまではアラハバキの姿は見えないので、今回の舞台のひとつの重要な見せ方「見えないもの(実際に舞台にないもの)を見えるように表現する」ことを感じることができた気がする。

 

「予言の女よ、俺の行く末を見ろ。」

(イエヒラ殿。それを知ってどうするのです?)

「ただ、知りたいんだ」

(運命(さだめ)を知れば受け入れなければなりません。それを受け入れる覚悟は、ありますか)

「何を覚悟すればいい?俺は既に陸奥守から恥辱を受けた。これ以上の仕打ちはない!…それより、俺がこの先得るものがあるなら、それが何かを、知りたい。俺もキヨヒラと同じ母から生まれた子だ。行く末が見えるはず」

 (それなら、我らの神霊アラハバキに問うて下さい。イエヒラ殿の、血にかけて。) 

カサラの台詞(アラハバキに関すること)の間、イエヒラは辺りを見回して気配を伺っているように見えて。小刀を手首に当てがって、左手の拳を掲げて放つ台詞。

 

「我ら蝦夷の荒ぶる神よ!この血にかけて問う。どうかこの俺のゆく末を示してくれ!

キヨヒラは蝦夷を継ぐ者との予言を受けた。ならば俺は何を得る。イエヒラのこの血こそ、蝦夷を継ぐのに相応しい。なのになぜキヨヒラが国を継ぐ。俺こそが一族の棟梁だ!

答えてくれ!アラハバキ!この俺のゆく末を示せ!」

 

舞台のどまんなか、一番手前で高らかに発するこの台詞は、わたしがこの舞台で一番すきな台詞だった。台詞を遮る音も演出も何もない。ただイエヒラの声が舞台いっぱいに響くとき。

イエヒラのこの血こそ〜のところで、自分の手首から流れる血を見てるんだけど、自分に酔った顔してて。一族の血に囚われたままの憐れな子、と母に言われるが、イエヒラにとっては…誇りで。信じられるもので。原動力だった。母に認められようとすることへの。

 

キヨヒラより遥かに多くの兵を手に入れて、戦の終わりには跪いて涙するキヨヒラを見るとの予言を受けて、

「なに?本当か!」

「兵を手に入れるということは、戦に勝つということだ。それならば、日の本を継ぐのは俺じゃないか!」

この時の顔は、血が巡り巡ってる感じ。運命がどうした、と。結末を考えると、この自信に満ち溢れた顔は本当に哀しいんだけれど、この青い感じ、結構すきだった。イエヒラが生き生きしてる数少ない場面だからなぁ。

 

(運命は変わらん、といわれても)

「だがその前に、キヨヒラが己の運命を呪ったらどうなる?いや、その前に、戦で命を落としたら?自ずと運命は変わるはず。時には運命も狂うことがあるだろう。だったらそれを俺が正してやる!」

アラハバキが特別に運命を試みることを許そう、といったときの、そうだ、やってやるという顔。

 

(ただし、人間が運命を試みることは許されん。お前の魂は、預からせてもらおう!)

「どういうことだ…」

(…血は蛇のように冷たく、お前を生んだ母さえも忘れるだろう)

「…母を?」

膝をついてうなだれた、ように見えても次の瞬間には

「構わない!イエヒラを地獄に突き落とし(全然違うかも自信ない)、陸奥守に目にものみせてやれるなら!」

(カサラよ!運命に抗おうとする者が現れた!これは時の裂け目である!私の軛を解け!)ここで、アラハバキとイエヒラが相対する。

「偉大なる蝦夷の神霊アラハバキ。お前は獣と化した俺の内に潜む魔物だ。キヨヒラは必ず運命を呪い、このイエヒラが、全てを奪ってみせよう」

上手袖に消えていくんだけど、その前に立ち止まって正面をみるんだよね。取り憑かれた目をして。

 

 

アラハバキに魂を預けてしまってから、母のもとへ行くシーン。

「母上、お迎えに上がりました。一緒に出羽へ行きましょう。ここはあまりに寂しすぎる。」

「出羽で一族と合流し、陸奥守に報いを与えてやるんです」

(お前はどうしてそんなに戦がしたいのです、)

「一族を継ぐのに誰の血が相応しいか、戦ではっきりさせるしかないからです」

~ですよ、になってた日もあったなぁ。ここの雰囲気もその日によってだいぶ違って。

「母上、出羽で一緒に暮らしましょう。陸奥守の命令などではなく、今度は本当の母と子の暮らし」

やっぱり母を慕う…母に認めてもらいたい思いは持ち続けていて。

(キヨヒラを襲うことは許しません、お前を産んだことが恥ずかしい)

「わかりました。しかしキヨヒラが吠え面をかいたあとは、俺を見直してもらいます」

って言うけど、本当はいくらか哀しかったんじゃないか。自信ありげな台詞だけれど、精一杯の(とまではいかなくても)強がり。

「ゆっくり話している暇はない」

「さあ、急げ母上。」

どんどん重さと恐ろしさが増していった台詞。特に手を伸ばしながら言う三番目の台詞はぞくぞく。

 「逃げられませんよ、館の者は皆殺し。外は兵が包囲している」

(なんと冷たい手。)

 「冷たいのは母上のほうです」

 

 

 

キヨヒラの館を攻める場面。

「キヨヒラを探せ!必ずどこかに潜んでいる。女と見ても衣を剥いで確かめろ!四半刻待って見つからなければ…キリを連れて来い!首を落とし、身ごもった腹を切り裂く!キヨヒラから妻と子を奪い去ってやる。そうすれば、必ず奴を炙り出せる」

 この台詞を言ったあとに、刀を掲げて叫ぶんだけど、毎回毎回どきどきした…三宅さんの声質がはっきり出やすいから、ともすれば雰囲気がアレ?ってなっちゃう(?)、そしてあんまり喉に良さそうな叫び方ではないし…という意味でどきどきしつつ。でもひとつの決め所。この一連の台詞は上手の上段から出てきて放つ訳だけど、刀を振り回ながらで、カチャカチャっという金具の音がかっこよくてよく覚えてる。

 

 

キリとユウが自害してから、

「なぜ自害した…母上までもが何故死んだ……キヨヒラのためにか?…母上!俺にはわからない!何故逃げ隠れするものの為にみな進んで命を捨てる?…何故だ…」

って呟いたあと、刀を掲げて去って行く。ここでも、「母に認められたい子ども」がにじみ出てて。

 

 

 

山の柵。

酒に溺れて、笑い転げたりふらふらしたり。そのうちに母の亡霊が出て来て。

「母上!殺された恨みか…俺を恨んで出てきたか!」

(イエヒラを産んでいつしか復讐の念がすこしずつ薄れていったこと、いつか兄と手を取ってくれるんじゃないかと思っていたことを話す。) 

母が手をのばすと、イエヒラもそれに触れようと少しずつ二人の距離が近づく。しかし頭を抱えて「消えろ、母上!」

二人は向かい合って母はイエヒラの顔に手を伸ばすけれど、それを受け入れることが出来ず顔を背けることしかできない。 

 

兵たちに向かって、

「お前は俺を知っているか」

(もちろんですイエヒラさま、あなたは一族の棟梁)

「そうか、存分に腹を満たせ!」

「お前は?俺のために何ができる」

(この身につけたもの髪一本まであなたのもの)

「そうか酒を取れ!」

「おい、お前は俺に命を預けるか」

いつ何時も死ぬ覚悟で仕えております

「それこそが望みだ!お前は…」

 ここでアラハバキが出て来る。

(お前は怠惰を貪る獣!) 

「俺の何を怠惰と言う!」

(お前は日没までの戦を夜明けまで伸ばす者。わたしが与えた三万の兵は、お前のために飢えている!棟梁なら三万の兵を導け。もう酒も食い物もない。あとは黙って死ぬのを待つだけか?ならば兵たちにそう言え!…ここで黙って死ねとな!)

つかみかかって、

「話が違うぞアラハバキ!」

「俺は血にかけて問うたはず。魂も預けた!」

つかみかかっても倒され、頭を抱えて転げて苦しむ。

 

 

 

まもなく山の柵が落ちてイエヒラにその時が迫る場面。

 「戦の終わりにはひざまずいて涙するキヨヒラを見るものだと思っていたが…昨夜はとうとう人の死肉を食った!これほど腹が減っているのに、吐き出した!…もう、覚悟はできた。願いを聞いてくれ、アラハバキ。生きたままキヨヒラの前に連れ出さないでくれ。棟梁として引き出されるのだけは耐えられない。一人の雑兵として死にたい。」

 (その願いは、叶わぬ!)

「なぜだ…!」

最後の力で刀を振って身を守る。そのうちに気づいたこと、わからなくなったこと。

「俺は…なぜ、戦ってるんだ。怖いからか…?俺は今ものすごく怖い!怖いから戦うのか…?俺は、なぜ、生まれた?俺は、なぜ、生きた…?俺は…何だったんだ…」

掠れた声で、体を震わせて絞り出したこの言葉を最後に、イエヒラは命を落とす。

 

横たわるイエヒラを見て、やせたなぁ。とキヨヒラ。弟を抱いて、(お前の死は、無駄にはしない)と誓う。

(将たる者が雑兵の鎧をまとうと憐れな最期だ。技量のないものが、国を愚かさよ。キヨヒラ殿、これで名実ともに陸奥国の主だ。

…首を落とせ。朝廷に送る。)

 

罪はこの世で許される、からはじまるキリ(宮さん)の歌唱で、命を落とした者たちも再び舞台の上へ。

母ユウと、イエヒラの対面。ユウが手を伸ばし、目を開けるイエヒラ。目には涙のあとがあって、母とあえて微笑むときにそれが光ってた。勝気に戦への道を選んで母に認めめられようとしていたイエヒラも、やっと力を抜いて笑える。まっすぐ母の顔が見られる。戦に負け、望んでいたものも手に入れられず、命も落とすことになったが、安心した顔で、母と一緒に立ち上がり歩き出す。そんな息子をなでてやるユウの手が優しくて、あたたかくて。そちらの楽土では、母を愛をまっすぐ受けてほしい。そんなことを思った。ここが、毎回苦しさと愛しさでいっぱいになった、一番大切ですきなシーンだった。

 

 

 

 

この舞台のこと、特に大千穐楽は何年経っても忘れないと思う。台詞や挨拶の細々とした部分が記憶の中であいまいになっていっても、彼の佇まいや見つめていたもの、伝わってきた感覚的なことは絶対に。

 

これを書いて、やっと一区切りできる気がします(といってもすぐ懐古する)。

健くんお疲れ様でした。ありがとう。

 

 

 

炎立つ 大千龝楽

8月9日、東京・Bunkamuraシアターコクーンから始まり、愛知、広島、兵庫と回ってきたこの舞台は、とうとうご当地、岩手まで無事に辿り着き、9月21日に大千龝楽を迎えた。稽古から約3ヶ月。5ヶ所・40公演という長旅、お疲れ様でした。

 

健くんにとっては初めて尽くしの舞台であり、ドラマ・手話・音楽番組と掛け持ちでありながら(誰より座長が働きすぎな訳だけども)、無事にイエヒラを演じ切って。私は当初、20年近くこの世界でキャリアがある人が、35歳にして未だ未経験尽くしの場に、名優の方々との共演に挑んでいく姿が心底かっこいいと思った。現状維持、継続も確かにすごいことで、またキャリアが長いからといって足踏みするようなアイドルはわたしはすきにはならないと思うけれど、年齢やキャリアって積み重なるほど新しい挑戦がしにくくなることもありそうで。そういった意味で、今回初めての経験に挑んでいった健くんを応援したいって思った。

 

…のだけれども、何より、公演が進むにつれもっとイエヒラが身体に染み込んでいったみたいに、絶えず変化を見せてくれたことが、何より彼がこの夏、全身全霊で向き合ってきた何よりの証なのだと思う。東京公演中は恐らく忙しさMAXで体調も心配されてはいたけれど、声はどんどん通るようになるし、巡業始まってからの満喫ぶりにちょっと安心。

 

毎回のカーテンコールは、指の先まで伸ばした手を腰〜もも辺りに置いて、上の席まで見上げたあとに、深々とお辞儀して。それが終わったら早々と舞台袖に戻る。座長や周りの方々の様子を見ながら、あくまで自分の立ち位置を考えて振舞っていた。それが清々しくて、格好良くて。

 

大千龝楽で初めて(わたしは)笑った顔、役ではない顔が見られて、座長の御好意で挨拶も聞けて。初めに、愛之助さんにぐいっと前に出されたときは「え、ちょっと!w」みたいな顔して健くんだ〜ってなったけれど、話す内容はまっすぐで簡潔で。「この舞台はただの昔話ではなく、僕たちに多くの気付きを与えてくれるものだと思います」(※完全にニュアンス)この言葉も、佇まいも、この舞台から得たもののひとつなんだなあと。

 

この舞台を通じて、さらにさらに大きくなって、輝きを増す健くんが見られることを楽しみにしています。本当にお疲れ様でした。そしてありがとう。

 

炎立つ 東京千龝楽

 

東京・Bunkamuraシアターコクーンでの26公演が終了。

これからいよいよ地方巡業。愛知2公演、広島2公演、兵庫8公演、岩手2公演。

 

健くんにとってのこの舞台、「初」がいくつも、というか、初めて尽くしということで(劇場、時代物、二番手、実在の人物、名優の方々との共演、生演奏…)。これまでも真摯にお仕事に取り組んできたのだろうとは思うけれど、本人がこういった点を挙げて意気込む作品を、この目で見ることができたということがとても嬉しかった。稽古中に35歳になってなお、未経験のことに挑戦し続けていることが、単純に格好良いなと思った!また、過去が今につながっているんだなぁと思えるお仕事(手話、単独バラ)、久々のドラマとが重なって、このタイミングでファンでいられていることにどこか救われる気がするし、シンプルに嬉しい。自担売れっ子!って(笑)非常にタイトなスケジュールをこなしているらしく、心配になりますが、、、「板に立っていることが幸せ」だと話す健くん。わたしは、そうやって頑張る彼の姿を見ることができている、それが最高に幸せです~。

 

大御所といわれるキャストの中での舞台なので、客層も幅広く、異なる界隈からいらしているんだなあと。平日昼公演は特におばあさまも多かったし、「イエヒラは、彼はジャニーズの…」と話しているのを耳にするのも嬉しく。初日、千穐楽(特に今日はすごかった!w)はジャニヲタ特有の雰囲気もありつつ、他の公演はわたしが感じた限りは本当に目当ても様々、男性もよくお見かけした。

 

さて、舞台の話。わたしは「以前の舞台では~」という比較ができないのだけど、舞台上で、健くんの声って結構通るんだな~(通らないと思っていたわけではないが)と思った初日。でもそれと同時に、周りのキャストの方々はやはり流石で、その中にいると、また、役柄的に絞り出すような苦しむセリフも多いので、公演が進むにつれどうなっていくんだろう…と思ったり。古株さんも「つぶすかもしれないと思った」と書いていたし。でも、公演を重ねるごとにどんどん声は通っていくし、役をどんどん身体に取り込んでるみたいなかんじ。特に千穐楽、台詞の深みが増して、間の取り方が変わっていたような。通していえることは、最初の登場シーンで、キヨヒラのセリフ中遠くの一点を見つめたり、視線を動かすところの立ち姿。見惚れるくらいかっこいい!凛々しい。早い段階から愛之助さんに先生を紹介してもらい所作を習っていたという健くん。背筋がよりまっすぐ、肩は開きめで、腕の構えも男らしくて。客席から見て、すごく大きく見えた!カテコも、極端に役から素に戻る!ってことでもなく、まっすぐ(時々見上げたり)客席を見て、丁寧にお辞儀をしてた印象。かっこいい。んです。

 

健くんがすごく大切に、愛しさをもって演じているイエヒラを次にみられるのは岩手になるけれど、それまで、この作品がさらに大きくなって、たくさんの方に届きますよう。良い夏でありました。感謝。

 

明日からは「ほっとけない魔女たち」始まるし、うれしい!本当に贅沢だ~!